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ツイッターで「すっごい短いの書いたけどどうしよう」って呟いたら、「ブログにあげればいいと思います」って返ってきて、ああ、その手があったんだ…!と。
すみません、頭足りない子なんです。
そんなわけで、小噺にも満たないようなものを続きにつけてみました。どんなシーンなのかはお好きにご想像くだされ…!
これ、出来たら幸村vr.も書きたいなぁ。幸村は昼(太陽)のイメージだけど、政宗は夜で月のイメージだなぁ。
よく見ると、案外綺麗な顔をしている女だった。
戦いの最中は顔の造作など気にかけたこともない。ただ血が騒ぐのに任せて刀を、槍を交わすのみ。
だからこうして間近で顔を見ることなど珍しくはないけれど、じっくりと眺めたのは初めてかもしれなかった。
いつもは爛々と滾らせている眸は伏せ目がちになり、緩やかな弧を描く唇は紅もつけていないのに淡い珊瑚色をしている。陽に透ける髪はひとつに結われてただ背に流されているだけなのに、触れてみたいと思わせるものだった。
「―――政宗殿?」
じっと見つめていたことに気付いたのだろう。不思議そうな声音でこちらを呼ぶ。
女にしては少し低めの声も、耳に心地よい。
ああ―――綺麗だ。
大きな茜色の眸が真っ直ぐにこちらを見ている。曇りなど一切見えぬそこに、惚けたような自分が映り込んでいた。
彼女には太陽が良く似合う。苛烈なまでの眩しさが。己とは正反対の―――。
「…何でもねぇ。気にすんな」
「そうでござるか…?」
納得していないというような訝しげな顔で首を傾げるものの、すぐに手元の花に視線を移す。
ふわりとはにかんで花を愛でる姿は戦場での彼女とは似ても似つかないくらい愛らしい。
もしもいつか太平の世が来たら、いや、そうでなくともいずれ彼女は誰かの隣でこんな表情を浮かべるのだろうか。
その時隣に居るのか自分であればいいのにと、詮無きことを想った。
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